日本語|English

一般財団法人 石油エネルギー技術センター(JPEC)

事故事例リスト

事故事例リスト

昭和54年~昭和50年(1979年~1975年)

  • 「タイトル」をクリックすると、事象進展図(事故内容を簡潔に模式図で示したもの)(PDF版)をダウンロードできます。
  • 「詳細」の本文をクリックすると、事故内容詳細(PDF版)をダウンロードできます。

昭和54年(1979年)

No. 発生日 タイトル 詳細 添付
130 1979/12/7 重質軽油水添脱硫装置の分離塔安全弁の配管からガス漏れ 1979年12月7日、分離塔は真空軽油を脱硫する間接脱硫装置の反応生成物を気液に分離する工程中にあり、定常運転中であった。 15時38分頃、定時巡回中の係員が異常音を聞き、分離塔周辺に煙が発生しているのを発見し、計器室に通報した。 計器室では直ちに装置の緊急シャットダウン操作を行い高圧系の … PDF
195 1979/2/12 分解炉デコーキング準備作業中の火災 1979年2月12日、分解炉で定期的に行う加熱炉チューブのデコーキングの準備作業中にナフサが流出し、着火した。 PDF
134 1979/2/4 原油タンクの底板破損による原油流出 1979年2年4日、3号原油タンクの漏洩検知警報装置が作動したため、運転員が現場に行き、タンク底板部の下から原油が漏洩しているのを発見した。直ちに3号タンクから5号タンクへ移送を開始し、仮設エアーポンプで漏油を回収、オイルセパレータ出口海域にオイルフェンス張り、仮設移送ポンプで5号タンクへ移送を行 …

昭和53年(1978年)

No. 発生日 タイトル 詳細 添付
129 1978/12/13 常圧蒸留装置のドレン弁誤操作による原油噴出 1978年12月13日、通常運転中の常圧蒸留装置において、A、Bの2系統ある熱交換器のうち、B系統の熱効率が悪くなったので部分的に切り離して水洗作業を実施し、リークテストを14時40分頃完了した。 事業所の保全担当者、下請けの監督不在のまま、現場に残った下請け作業員の一人が、14時58分頃リーク … PDF
23 1978/10/30 常圧蒸留装置塔底還流ポンプのベント配管折損による漏洩火災 1978年10月30日、常圧蒸留装置塔底還流ポンプのアラームが鳴り、パトロール中の保全係長が当該ポンプから油が霧状に噴霧しているのを発見し、直ちに運転員に連絡した。当該ポンプを停止したが漏洩した油に着火し火災となった。自衛消防、市消防に通報し、消火活動を行い、9時58分鎮火した。 PDF
63 1978/6/15 BTX製造装置加熱炉加熱管の破裂、火災 1978年6月15日、BTX製造装置の熱油循環加熱炉において加熱炉内の6本のマルチパス中、1パスにベーパーロック(蒸気閉塞)現象が生じ、加熱炉内の熱媒油の偏流が生じた。さらに流量停止のため空焚き状態となって加熱管がクリープ破断を起こし、漏洩した油によって加熱炉火災となった。直ちに燃料ガス、原料熱媒 … PDF
76 1978/6/12 地震により屋外タンクの底板が破損し、重油が全量流出 1978年6月12日、宮城県沖地震によりタンクのアニュラー板に亀裂が生じた。亀裂部より油が流出し、流出油によって亀裂前方の基礎が洗掘され亀裂を拡大した。破断の長さが20~30mに達した。
171 1978/5/30 球形イソブタンタンクの破裂・火災・爆発 1978年5月30日、球形イソブタンタンクが過充填により加圧され破裂した。巨大なファイアーボールが発生し、LPG貯蔵タンクおよび製油所プロセスに火災が広がった。 15時頃に鎮火したが製油所は壊滅状態となり、オペレーター7名が死亡し、10名が負傷した。

昭和52年(1977年)

No. 発生日 タイトル 詳細 添付
185 1977/6/11 減圧蒸留装置安全弁下流配管のバルブ取り外し工事で硫化水素中毒 1977年6月11日、減圧蒸留装置の定期修理中、塔頂廃油水分離槽の安全弁の下流にあるバルブのハンドル位置の変更工事が進められていた。 ブローダウンにつながるバルブ下流側の洩れが止まらないため、製油所工事担当者は元請の担当者に工事中止を指示した。ところが元請の担当者が工事中止を下請けの作業員に伝え … PDF
22 1977/4/8 発電所ボイラー定期検査後の運転再開時の爆発 1977年4月8日、休止中の大型ボイラー(90t/hr)を稼動するための準備作業として燃料ガスの導入を実施中のところ突然爆発し火災が発生した。直ちに自衛消防、市消防に通報し、消火活動を行い10数分後に鎮火した。当該ボイラー1基及び付帯設備等を焼損大破するとともに3名が負傷する大事故となった。

昭和51年(1976年)

No. 発生日 タイトル 詳細 添付
133 1976/8/26 灯軽油接触脱流装置のストリッピング塔供給配管より漏洩 1976年8月26日、灯油運転中の灯軽油脱硫装置において、ストリッピング塔原料供給配管の保温配管外装板金の隙間から蒸気が出ているのを発見した。 運転停止後確認したところ、配管Tジョイント部に腐食によるピンホールがあった。運転条件は、温度190℃、圧力0.4MPaであった。緊急停止後、当該部分を … PDF PDF
128 1976/4/8 重油直接脱硫装置ナフサ循環ポンプ付近の爆発火災 1976年4月8日、重油直接脱硫反応塔内の定期触媒交換のため、8時30分から徐々に原料張込量を減少していった。 10時37分頃、ナフサ循環系のナフサ循環ポンプ付近で、異常音とともに霧状に油、蒸気が立ちこめ、大音響を伴って爆発し火災となった。 この爆発により周囲の配管が損傷、ナフサ等危険物が … PDF
77 1976/1/18 トルエンタンクでサンプリング中の爆発 1976年1月18日、トルエンタンク(500KL)の屋根上の検尺口から試料採取器を用いサンプリング作業中、静電気帯電防止対策を全く取っていなかったため、静電気放電によりタンク上部の可燃性混合気に着火・爆発し1名が負傷した。直ちに通報し、自衛消防隊、公設消防隊の消火活動により15時27分鎮火した。 PDF
122 1976/1/15 常圧蒸留装置の予備蒸留塔塔底油配管の火災 1976年1月15日、常圧蒸留装置の予備蒸留塔の塔底油ポンプ出口配管エンドキャップが溶接不良で脱落し、塔底油が噴出、火災になった。 各装置を順次停止したが火炎は消えず消防隊の到着時には100~150m2の範囲が火炎放射器状の火炎に包まれた。直ちに所内非常呼集、消防署へ通報し、公設消防隊、自衛消 … PDF PDF

昭和50年(1975年)

No. 発生日 タイトル 詳細 添付
229 1975/11/7 エチレン製造装置脱プロパン塔の配管破裂による爆発・火災 1975年11月7日、2日前に定期修理を終えたエチレン製造装置(100千トン/年)を順々に立ち上げていた。6時から圧縮ガスを深度冷却系に送り始めた。9時48分脱プロパン塔付近で白雲が見られ、2分後分解炉の火気で火災が発生し、大爆発が起こり大火災となった。 エチレン製造装置全体、貯蔵タンクも数基 … PDF
183 1975/4/23 ベンゼン製造装置熱交換器の溶接補修中にガスへ引火し火傷 1975年4月22日10時00分、ベンゼン製造装置循環ガス精製系の熱交換器からガスが洩れているのをパトロール中に発見した。ただちに装置の運転を停止し、熱交換器を開放して洩れ箇所の補修を行なった。 耐圧テスト終了後、翌23日18時30分から溶接作業を伴った復旧工事を開始したところ、21時01分突然 … PDF
78 1975/2/16 灯油タンクが油中の硫化水素によりタンク構造物の腐食・倒壊および火災 1975年2月16日、折からの天候変化により急激な温度変化や強風の影響を受けコーンルーフ型灯油タンク構造物が崩壊した。崩壊のショックで火災となり全面タンク火災となった。直ちに消防署に通報し、自衛消防隊、公設消防隊の消火活動により19時40分鎮火した。 PDF
184 1975/2/2 キシレン分離装置の加熱炉加熱管の亀裂により火災・火傷 1975年2月2日、集合煙突から黒煙が上がっているのを発見し、ボイラーおよび加熱炉のバーナーを緊急停止した。 キシレン分離装置エチルベンゼン塔の加熱炉内部でキシレンが漏洩しているのを確認した。覗き窓から状況を監視している時、10時45分異常燃焼が起こり覗き窓から熱風が吹き出し4名が火傷した。火災 … PDF