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一般財団法人 カーボンニュートラル燃料技術センター(JPEC)

事故事例リスト

事故事例リスト

平成7年(1995年)

  • 「タイトル」をクリックすると、事象進展図(事故内容を簡潔に模式図で示したもの)(PDF版)をダウンロードできます。
  • 「詳細」の本文をクリックすると、事故内容詳細(PDF版)をダウンロードできます。
No. 発生日 タイトル 詳細 添付
115 1995/11/7 固形硫黄出荷設備で船舶荷役作業中、ベルトコンベアで爆発火災 1995年11月7日、固形硫黄貯蔵所(サイロ2,000トン×2基)からフレーク硫黄をベルトコンベアで桟橋の船舶へ搬送する作業中、シューターからコンベアにフレーク硫黄が落ちるところで突然爆発が起き、引き続いて他の場所で2次爆発が発生した。 ベルトコンベア3基の外装が一部吹き飛び、焼損した。直ちに …
158 1995/10/16 廃液タンクが階段の溶接作業中に爆発 1995年10月16日、廃液タンクの昇降に使う階段の溶接作業をしていたとき、タンク487で爆発が起こり次にタンク488が爆発した。両廃液タンクは側板と底板の接合部が外れ、それぞれ反対方向に飛ばされた。 周辺が火災につつまれ12時30分に鎮火した。死者5名、負傷者1名の惨事となった。周辺の液体貯 …
344 1995/9/9 装置のシャットダウン中、流動接触分解装置のガソリンMerox部門で火災が発生 装置のシャットダウン中、流動接触分解装置のガソリンMerox部門で火災が起きた。火災は消火用水を洗浄目的で装置に接続したが、逆流し消火用水にガソリン、LPGが混入し汚染され、それがディーゼル駆動のポンプにより着火し火災となった。この火災で1名が2ヶ月後に火傷からの回復中合併症で死亡、2名が重度の火傷 …
165 1995/9/7 硫黄回収装置の触媒取替え工事中に反応器破裂し、死亡 1995年9月7日、硫黄回収装置の反応器が破裂し工事作業員2名が死亡した。反応器は二段構造の容器、上段は窒素パージ中で、下段では触媒のかき出しが行われていた。 上段と下段を分離しているドームが下段に崩落した。容器上部の加圧によりドーム仕切り部の崩壊につながった。
192 1995/7/26 重油脱硫装置の配管のベントが破断し重油が噴出 1995年7月26日、重油脱硫装置の蒸留塔塔底ポンプ下流の圧力調節弁が全閉となり安全弁が作動した。吹き出しにより安全弁がチャタリング現象を起こし、その振動により15時5分に安全弁の上流にあるベントノズル(3/4B)が破断した。脱硫重油が噴出し30m×50mにわたり飛散した。
114 1995/6/21 流動接触分解装置触媒移送管リフトポット下部から漏洩火災 1995年6月20日、局地的大雨の影響により買電が停止し、流動接触分解装置を緊急停止した。 6月21日、装置の安全確認後、運転を開始し、約1時間後に流動層反応塔下部のリフトポット(再生塔からスタンドパイプを経由して流入する再生触媒を浮揚スチームにより上昇させる、ライザー管と接続するY字部)下部 … PDF
116 1995/6/20 豪雨のためオイルセパレータから含油排水が溢れ運河に流出 1995年6月20日、停電のため含油排水処理設備の排水処理ポンプが停止したところへ豪雨(最大降雨量33.5mm/10分)が重なり、大量の雨水が流れ込み、廃油があふれ出し構内及び運河に流出した。 直ちに119番通報し油の回収及び処理を実施した結果、海上は19時、陸上は21時に処理を完了した。 PDF PDF
41 1995/5/30 硫黄回収装置の定期修理でバルブ交換工事の際、硫化水素ガスの漏洩 (1)1995年5月30日、硫黄回収装置において、定期修理工事の一つとして硫化水素ガスライン末端にある圧力調節弁(空気作動式自動弁)下流のブロック弁A(手動弁)の交換工事と計装用空気配管増設工事が並行して行われていた。(2)ブロック弁A交換工事においては弁の取り外しが行われ、この部分に入っていた … PDF PDF
40 1995/5/11 重質油水添脱硫装置停止作業中の熱交換器と配管接続部からの重油漏洩火災 1995年5月11日、重質油水添脱硫装置の停止作業中、熱交換器周辺で黒煙があがっているのを計器室監視TVで確認した。直ちに重質油水添脱硫装置を緊急停止すると共に、自衛消防、市消防に通報し、消火活動を行い8時11分鎮火した。 PDF
193 1995/4/26 重油出荷配管の空気抜き弁が破裂しC重油が漏洩 1995年4月26日、C重油タンクからタンク貨車への積み込みを終え2時間45分が経過した13時20分、出荷配管に取り付けてある空気抜きドラムの空気抜き弁が破裂し重油が漏洩した。構内道路に土のうを積みせきとめ、回収作業を行い14時26分終了した。 PDF PDF
71 1995/4/15 排水処理設備の排水タンク開放時の火災 1995年4月15日、製油所排水処理設備の定期点検で、排水タンク内容物をほぼ空にして屋根マンホールを全開にした後、マンホールの蓋を吊り上げたところ爆燃が生じた。タンクマンホールから黒煙と大きな炎が噴出し、作業員多数が火傷を負った。炎により周辺に延焼したが、炎の噴出は1~2分で自然におさまり13時4 …
239 1995/3/13 水素化分解装置でバルブ補修工事により爆発火災 1995年3月14日、水素化分解装置のバルブ補修でボンネットが吹き飛び可燃性ガスが噴き出した。21m離れた溶接作業場のヒーターにより着火・爆発し、水素化分解装置に逆火し火災となった。 溶接作業場で2名が死亡し、噴煙が降り注いだ近くの学校では43名の生徒が気道熱傷を受けた。火災は1日続き消火され …