日本語|English

一般財団法人 石油エネルギー技術センター(JPEC)

事故事例リスト

事故事例リスト

平成3年(1991年)

  • 「タイトル」をクリックすると、事象進展図(事故内容を簡潔に模式図で示したもの)(PDF版)をダウンロードできます。
  • 「詳細」の本文をクリックすると、事故内容詳細(PDF版)をダウンロードできます。
No. 発生日 タイトル 詳細 添付
235 1991/12/10 水素化分解装置空気冷却器からガスが漏洩し大規模な火災 1991年12月10日、水素化分解装置反応系の空気冷却器から高圧のガス(水素、軽質炭化水素、硫化水素、アンモニア)が突然噴き出し、着火し蒸気雲爆発が発生し火災となった。8名が負傷し、装置の一部、複数の建物、車両数台が損傷した。市街地では建物数件と車両に被害が出た。
36 1991/11/25 ガス化脱硫装置補修工事中の液面計元バルブ取付ノズルの腐食によるガス漏洩火災 1991年11月25日、ガス化脱硫装置の水洗塔の液面計取り出しノズル短管ピンホールによる漏洩が確認され溶接修理していた時、開孔し塔内分解ガス(主にLPG)が噴出し、溶接火花により火災となり2名が負傷した。直ちに負傷者救助を行なうと共に自衛消防、市消防に通報し、分解ガス回収装置及び重質油熱分解装置の … PDF PDF
35 1991/10/10 重油直接脱硫装置原料チャージポンプのメカニカルシール破損による漏洩火災 1991年10月10日、重油直接脱硫装置のリサイクルガスコンプレッサの運転不調のため、装置の緊急停止作業を実施中、現場状況確認途中の運転員が原料のチャージポンプのメカニカルシール部付近より火災が発生しているのを発見し、計器室に連絡した。直ちに自衛消防、市消防に通報し、消火活動を行い8時55分鎮火し … PDF
180 1991/9/17 制御室に隣接する変電所のケーブル火災 1991年9月17日、運転員が制御室で異臭を感じ、隣接する変電所のケーブルピットの火災を発見した。初期消火を試みたが不可能な状況であった。各装置の緊急停止に入るとともに、変電所の主電源を手動で切った。大型化学消防車による泡消火活動を実施し、17時27分鎮火した。変電所の配電盤、分電盤、ケーブルを焼 …
187 1991/5/16 エチレン製造装置ガソリン塔の開放準備時に塔内火災 1991年5月16日、エチレン製造装置のガソリン塔上部マンホールより黒煙と火炎が上がっているのをパトロール中の運転員が見つけ、ただちに作業主任へ連絡し、自衛消防、市消防に通報して消火活動を実施し、5時5分鎮火を確認した。 PDF
351 1991/3/30 製油所のエチレン移送配管が漏洩、蒸気雲爆発が発生し、周囲倉庫等に火災拡大 製油所内のエチレン移送配管(10インチ、圧力45bar)上でMovement Serviceの人員がエチレンが漏洩しているのに気づいた。即座に漏洩現場近くにいる人たちに避難するよう警告し社内の消防隊に連絡し、消防隊は即座に対応した。しかし、外部企業の車両が洩れた蒸気雲の中を通過したが空気中のエチレン …
34 1991/3/15 重油移送配管バルブ破損漏洩 1991年3月15日、協力会社の社員がタンクヤード配管ラック上の重油移送配管のバルブから重油が漏洩しているのを発見し、直ちに出荷係の職長に連絡した。職長は現場確認後、関連部署に連絡し、当該配管を縁切りして重油回収を行なうと共に拡散防止対策を実施した。 PDF PDF
352 1991/3/8 水冷却器のベント管腐食による有害爆発性物質の大気漏洩 軽油の水素化脱硫装置の冷却器が硫化水素の影響で腐食し、可燃性ガス、硫化水素が大気中に漏洩した。そのため装置エリアに悪臭をもたらし住民に警告をした。
59 1991/3/5 溶融硫黄貯蔵タンクの液面計補修準備中、硫化水素爆発火災 1991年3月4日、溶融硫黄貯蔵タンク液面計の作動不良のためタンクを切り替え受払を停止した。翌日、保全課員が現場で状況確認中、タンク内で爆発火災が発生した。タンク屋根部が破損変形し保全課員が被災しているのが発見された。タンクへの窒素注入、他タンクへの硫黄の移送を実施し、自衛消防、公設消防等の消火活 … PDF PDF
353 1991/2/26 ナフサ供給ラインの誤動作によるナフサタンク浮き屋根の沈降と消火用泡の液面適用による火災発生 7,000tのナフサ浮き屋根式タンクにおいて、ナフサ供給ラインが誤作動したため浮き屋根がつかえて沈降し、フロートが液に浸された。ナフサの蒸発量を減少させるために、タンクを-4℃に冷却し液表面に泡を使用した。泡を周辺部に使用すべきなのに誤って泡を中央部に使用したので、静電気によりナフサ蒸気に着火した。火 …
60 1991/2/19 灯油タンク清掃作業中、エアラインマスクに窒素を誤接続し酸素欠乏症 1991年2月19日、灯油タンク(60,000KL)の錆び取り作業のためタンク内に入り、エアラインマスクをつけた直後に酸素欠乏症により3名が倒れた。救命活動を実施し、公設救急車により病院に急送したが、内1名が死亡した。