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一般財団法人 石油エネルギー技術センター(JPEC)

事故事例リスト

事故事例リスト

平成4年(1992年)

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  • 「詳細」の本文をクリックすると、事故内容詳細(PDF版)をダウンロードできます。
No. 発生日 タイトル 詳細 添付
188 1992/12/15 エチレン製造装置分解炉のデコーキング準備操作で漏洩火災 1992年12月15日、エチレン製造装置分解炉3号炉のデコーキングの準備を行なっていた。スチームによる残留ナフサパージを終え、エタンラインのスチームパージを始めたところ16時50分ドレンバルブ付近で火災が発生した。 発災と同時にエチレンプラントを緊急停止するとともに自衛消防、市消防に通報し消火活 …
97 1992/11/17 重油タンク屋根板取替え工事中に火災 1992年11月17日、重油タンク開放工事中、タンク屋根取り換え工事ためガス溶断していたところ、溶断コンがエアフォームチャンバーのシューター内に付着したスラッジ(可燃物)に着火し、火災に至った。消火活動を実施し、10時47分に鎮火した。
206 1992/11/9 流動接触分解装置でガス漏れ爆発 1992年11月9日、流動接触分解装置のガス分離工程、または冷却工程のいずれかでガスが漏れ、蒸気雲爆発が発生した。 同装置は破壊され作業員6名が死亡、12名が負傷した。製油所内の建物数件はこの爆発により完全に倒壊し、8km内の住宅の窓ガラスが割れた。
382 1992/11/7 ベンゼンタンクサンプリング作業でのバルブ閉め忘れによるベンゼンの漏洩 1992年11月7日2時、運転員がタンクヤードのベンゼンタンクの桟橋への移送用ポンプ付近でベンゼン臭に気付いた。点検の結果、ポンプ上のバルブに取り付けてあるホースからベンゼン・水が漏洩しているのを発見し、このバルブが半分開いているのに気付き閉止した。直ちに管理者に通報し、オンサイトの消防隊が出動した …
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37 1992/10/16 減圧軽油水素化脱硫装置の運転再開中、熱交換器からガス漏洩・爆発・火災 1992年10月16日、減圧軽油水素化脱硫装置の運転が安定したところで反応器、熱交換器のホットボルティング作業をはじめていたところ、熱交換器の検知孔付近で白煙が発生し、突然爆発・火災が発生し、17名が負傷した。熱交換器のチャンネルカバー、ロックリング等が隣接した工場まで130m飛散し、隣接工場の損 … PDF
61 1992/10/15 アスファルトタンク定期整備中の硫化鉄発熱による火災 1992年10月15日、アスファルトタンクの開放検査準備のため軽油を張り込み循環後、軽油を抜き取りマンホールを開放した。約12時間後に白煙が発生し火災になった。直ちに自衛防災隊、共同防災隊、公設消防隊に通報し、消火活動により6時17分鎮火した。 PDF
140 1992/9/13 重油タンクの外側配管サポート溶断工事中にタンク内爆発・火災 1992年9月13日、重油タンクの底板取替え工事を終え、タンク外側の泡消火配管用固定サポートの溶断作業をしていた。5箇所のうち、上から3箇所目を溶断した直後、タンク内の残留スラッジに着火、爆発し火災になった。 タンクの屋根板部および屋根板部アングル、側板上部の一部が破損し、12時4分鎮火した。 PDF
381 1992/9/1 ナフサスタビライザー塔底部配管破損による爆発・火災 1992年9月1日7時20分、突然ナフサ・スタビライザー塔底部の10インチ配管が破損し、軽質ナフサ、プロパン、ブタンなどの炭化水素が漏洩して装置の広い範囲に広がり蒸気雲を作った。何らかの着火源により着火して爆発が起こった。その後、漏洩箇所近辺で火災となった。直ちに全装置を手動でシャットダウンし、自社 …
383 1992/6/22 軽質油製品移送ポンプの不調によりガソリンが漏洩し爆発・火災 1992年6月22日、貯蔵タンクへ充填する準備作業中に軽質油製品移送ポンプの不調によりガソリンが漏洩し、蒸気雲を形成した。自由空間ガソリン蒸気雲は一番近くにある装置の加熱炉に達し着火、爆発し火災となった。直ちに、オンサイトの緊急対策として消火活動を行い、一番近くの精製装置を停止した。爆発・火災により …
348 1992/6/15 製油所の分解装置および硫黄回収装置での配管の曲がり部の亀裂によるガス雲の爆発、火災 分解装置及び硫黄回収装置の8インチのガス再循環系配管の90度曲がり部の亀裂により可燃性ガス混合物が漏洩し、ガス雲が爆発し火災となった。プラントの大部分は破壊された。
349 1992/5/25 ポリエチレン製造装置の重合反応器内で発熱暴走分解による漏洩、着火、空中爆発 ポリエチレン製造装置において、容量750Lの重合反応器内で発熱暴走分解が発生し、エチレンとその分解生成物が2基の反応器の通気管および供給ライン上の放出弁を経由して漏洩した。漏洩ガスはおそらくエチレンの分解でできた高温炭素粒子により着火し空中爆発した。それにより周囲の装置に構造的な損傷を与えた。
162 1992/1/9 流動接触分解装置再生塔のマンホール開放で火災・爆発 1992年1月9日、流動接触分解装置再生塔のマンホールを開放したところ、炎と高熱触媒塵の噴流が外側のプラットホームにいた人をのみこんだ。 内部では爆発が起き、爆風の圧力波が30m先の廃熱ボイラーに達し、ボイラーを損傷した。24名が負傷した。