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国際会議報告 平成27年(2015年)

「第6回JPEC−PTT石油技術会議」報告

   当センターは、平成27年11月26日(木)、タイ・パタヤにおいて、タイ石油公社(PTT、 PTT Public Company Limited)と「第6回JPEC−PTT石油技術会議」を開催しました。また、27日(金)には、タイにおける先進的な製油技術を知ることを目的として会議開催地近くのPTT傘下のThai Oil製油所を視察いたしました。
   この会議はアセアン諸国の中でも先進的なタイの国営石油会社PTTとの技術交流を通じて、タイ及びアセアン地域の石油関連情報を収集する目的で、平成19年度から開催しています。今回は、エネルギー政策、石油産業の動向や最新の技術開発動向について情報交換しましたので報告します。
   第1日目の会議では、当センターからは中野専務理事、自動車・新燃料部長、調査情報部長、上席主任研究員、主任研究員及び石油基盤技術研究所から試験分析室長、主任研究員が、PTTからはPTT技術研究所(PTT Research and Technology Institute)より幹部及び専門分野の研究員が21名参加して、活発な技術情報交換を行いました。第2日目は、Thai Oil製油所にて、日本の製油所の状況を説明し、またThai Oil製油所からは、エネルギー効率の改善、定修期間の短縮及び運転員教育による精鋭化等、競争力強化の具体策が説明され、活発な討論を行った後、製油所の視察を行いました。

1.会議概要

(1)開催日・場所

平成27年11月26日(木)タイ・パタヤ Woodland Hotel Conference Room
              11月27日(金)タイ・シラチャ Thai Oil Refinery Plant

(2)参加者

@当センター
     中野専務理事、
     調査情報部 糸井部長、盛満上席主任研究員、山本主任研究員、
     自動車・新燃料部 川付部長、
     石油基盤技術研究所 試験分析室 上島室長、
                                     燃料油研究室 瀬尾主任研究員

APTT技術研究所

Dr. Teeradetch Tungsubutra PTT研究所 執行副社長
Mr. Nirod Akarapanjavit エネルギー応用技術・エンジン部 副部長
Miss Arunratt Wuttimongkolchai 石油製品・代替燃料研究部 副部長
Dr. Yuttana Suwannachot 研究企画管理部 執行副部長
Mrs. Chonchada Tipdecho 研究企画管理部 専門職 課長代理
Mr. Somchai Siangsanorh エネルギー応用技術・エンジン部 専門職員
Mr. Suttipong Tunyapisetsak 石油製品・代替燃料研究部 専門職員
Mrs. Khwanrudee Keosaeng 石油製品・代替燃料研究部 研究員
Mr. Supap Silapakampeerapap 石油製品・代替燃料研究部 研究員
Miss Saranya Peng-ont 石油製品・代替燃料研究部 研究者
Mr. Suriya Porntangjitlikit 石油製品・代替燃料研究部 研究者
Mr. Somnuek Jaroonjitsathian エネルギー応用技術・エンジン部 研究員
Mr. Padol Sukajit エネルギー応用技術・エンジン部 研究員
Mr. Atsawin Salee エネルギー応用技術・エンジン部 研究員
Mr. Nutthapon Supawiwat 技術管理室 分析専門員
Mr. Kritapon Atriprayoon 技術管理室 エンジニア
合計21名(他スタッフ含む)
(3)発表項目

<当センターからの発表>
    @ 日本のエネルギー状況と基本計画
    A 日本のバイオ燃料の現状
    B 将来の自動車新燃料適応技術検討
    C 日本のFCV、HRSの現状と水素製造コスト
          (HRS:Hydrogen Refueling Station(水素ステーション))
    D IQTテストに関する技術的動向(討論)
          (IQT:Ignition Quality Tester(セタン価試験機))

<PTT技術研究所からの発表>
    @ 最新のタイのエネルギー政策と状況
    A 火花点火エンジ(SI)におけるエタノール混合燃料の排出ガスについて(規制成分及び未規制成分の排出ガス)
    B 直噴エンジン(DISI)におけるオクタンインデックスとノック限界点火進角の関係
    C IQTに関するPTT-JPEC共同検討プロジェクト提案(討論)

2.会議内容


(1)開会挨拶

   石油技術会議開催に当たりホスト側のDr. Tungsubutraより日本からの参加者に対して歓迎の挨拶が述べられました。PTTと当センターの取組は新たな技術展開の可能性があり継続的な協力関係を望まれ、来年の第7回石油技術会議に向けてシナジーを発揮していきたいと話されました。さらに石油価格の下落によりPTTも厳しい経営状況下にあり先行きが不透明であること、また国からは今後10年にわたりどの開発分野に投資を行うのかとの問いかけがPTTになされており、バイオ燃料のみならず「デジタル化:digitalization」が、今後推進すべき分野ではないかと率直に国の動向を述べられました。PTTのような大企業はデジタル化によって大きく変革する可能性を秘めており、PTT技術研究所もデジタル技術について何を検討するかが課題であると締めくくられました。
   それに対し、当センター中野専務理事が本会議を開催していただいたDr.Tungsubutraに謝意を表すとともに、会議準備に尽力されたPTTスタッフに感謝の言葉を述べました。その中で、日本では石油の「ノーブルユース」が重要であり、低炭素社会の実現、国際的競争力の強化及びエネルギー安全保障達成には革新的技術が必要であることを述べました。また、当センターでは石油精製技術、燃料油品質向上及びFCVに対する水素供給技術等の研究開発に賛助会員とともに取り組んでいることに触れました。本日の当センター側の発表を紹介するとともに、自由闊達な議論が行われることを希望していると結びました。

(2)当センターからの発表

@ 日本のエネルギー状況と基本計画:調査情報部 糸井部長
   本発表では、a)日本のエネルギーの現状、b)第4次エネルギー基本計画及びc)長期エネルギー需給見通しについて説明しました。日本は第1次エネルギー消費で世界のトップ5に位置する状況のなか、重要なエネルギー源である化石エネルギーの92%(2012年)を海外に依存しており、その中の原油輸入の82%(2013年)を中東に依存し地政学上のリスクを有している点を説明しました。一方、石油の需要は減少の一途を辿っており、日本の石油業界は、製油能力の削減や業界再編に直面している現状を述べました。また日本の今後のエネルギー政策や長期見通しについて説明し、エネルギー政策の「3E+S」の基本的方針や石油は災害時に「最後の砦」として重要であるとの位置づけを述べました。質問としては、エネルギー供給構造高度化法により石油精製業者が精製能力削減を行ったが、反対等が無く実施されたのかとのコメントがありました。各社からは種々の意見が出たと思うが、業界の体力強化のため製油能力削減の方策を取り、今後、新たな事業展開等の競争力強化に進んでいくと説明しました。

A 日本のバイオ燃料の現状:調査情報部 盛満上席主任研究員
   本発表では、a)日本のバイオ燃料に関する法規制、b)日本におけるバイオ燃料の現状、及びc)バイオ燃料に関する技術開発について説明しました。日本では、バイオ燃料に関して2つの法規制があります。一つはエネルギー供給構造高度化法で、これにより、燃料供給者は2017年までに原油50万KL相当のバイオ燃料を導入する義務を負っています。もう一つは、燃料品質に関する、いわゆる品確法(揮発油等の品質の確保等に関する法律)で、これによりガソリンについては3%までバイオエタノールを直接混合することが認められています。これらに基づき、石油業界では、バイオ燃料として、エチル・ターシャリーブチル・エーテル(ETBE)のガソリンへの混合を行っていることを説明しました。バイオエタノールのガソリンへの直接混合については、沖縄県の「宮古島アイランド構想」により小規模で実施されているにとどまります。バイオ燃料の技術開発に関しては、国内の余剰、規格外農作物からバイオエタノールを製造する実証プロジェクトが2015年3月末をもって終了したこと、またNEDOの「革新的セルロースエタノールプロセス技術開発プロジェクト」等について概要を説明しました。

B 将来の自動車新燃料適応技術検討:石油基盤技術研究所 燃料油研究室 瀬尾主任研究員
   本発表では、a)JATOP研究の背景、b)JATOPUのディーゼル車将来燃料研究の結果、c)JATOPVでの取組について説明しました。b)では、分解系軽油留分を軽油に使用した際のディーゼル車の各種評価を実施し、特に分解系軽油留分比率を増加させるとDPFに対する負荷増大が課題である旨を説明しました。この中で試験燃料の硫黄分について質問があり、分解系軽油留分は硫黄分10ppm以下に脱硫し混合して試験燃料としている旨を述べました。また、c)では、JATOPUで実施したディーゼル車の各種評価に加え、ガソリン車についても分解ガソリン比率を増加させた燃料をJATOPVで評価する旨を説明しました。

C 日本のFCV、HRSの現状と水素製造コスト:自動車・新燃料部 川付部長
   本発表では、a)燃料電池自動車の特徴、b)日本の水素社会に向けたロードマップ、c)水素の製造・運搬・利用に関する課題と現状コストについて、d)水素社会に向けた動きの中での当センターの役割について説明しました。a)では、走行時の環境負荷がないことや電気自動車とのすみわけ、b)では、資源エネルギー庁燃料電池推進室が取りまとめた「水素・燃料電池戦略ロードマップ」の2040年ごろまでの3段階について、c)では、水素・燃料電池戦略協議会で議論してきた内容の研究開発要素や途中経過、水素コストや販売コスト分析等について、d)では、高圧水素ガスを用いる際の水素スタンドの様々な規制緩和に対する取組とともに、製油所内で水素を効率的に生産する技術開発に関して説明しました。質問としては、タイではバイオエタノールが再生可能燃料として、移動体用燃料に利用されているが、今後の移動体燃料として何が主流となりうると考えられるかとの質問がありました。またバイオマスを水素源として使うことができないか等のコメントも出され、バイオマスのガス化について興味が示されました。移動体燃料については、石油系燃料が、今後もまだまだ主流であり、本日、日本からの発表にあったようにバイオ燃料との混合等も有効な手段であるが、バイオマス資源が少ない国では容易ではない等の議論がありました。また電気自動車等が次世代では有望ではないか等の活発な議論がなされ、PTTとしても次世代の自動車については、非常に関心が強いと感じました。

D IQTテストに関する技術的動向(討論):石油基盤技術研究所 試験分析室 上島室長
   本発表では、a)IQTに関する試験精度向上に関する情報、b)当センターでのIQTを使用した研究結果について説明しました。a)では、IQTの製造メーカーであるAET社が精度向上を目指した付属キットを開発していること、及び精度向上後のIQTとほぼ同等の精度を持つ新たな試験機CID510(PAC社製)の情報を説明しました。b)では、JATOPTの中で実施したIQT値とセタン価の比較結果を紹介しました。各種BDF(バイオディーゼル)を混合した燃料でIQTを測定した際に燃料性状パラメータを合わせているかの質問があり、燃料性状パラメータは合わせていないことを説明しました。

(3) PTT技術研究所からの発表

@ 最新のタイのエネルギー政策と状況:Miss Saranya Peng-ont
 タイ統合エネルギー計画について発表がありました。本計画では「保障(Security)」、「資源(Wealth)」及び「持続性(Sustainability)」それぞれの基本方針をもち、2015年から2036年までの長期計画を「電力開発」、「エネルギー効率」、「代替エネルギー開発」、「石油」及び「ガス」の6分野について定めていました(2015年承認)。本発表では、「エネルギー効率」、「代替エネルギー開発」及び「石油」計画について説明がありました。2036年までに、エネルギー効率では、エネルギー強度(EI)を30%削減し、代替エネルギー開発では、最終エネルギー消費段階で代替エネルギーの占める割合を30%とすると決められました。また石油に関しては、交通部門での燃料消費削減や一般分野でのLPG消費抑制と天然ガス推進等の項目が掲げられ、自動車燃料油分野でのエタノール消費11.3ML/日、バイオディーゼル14.0ML/日(B10からB20への推進)の目標値を定めました。今後のタイの計画の実行状況が注目されます。

A 火花点火エンジ(SI)におけるエタノール混合燃料の排出ガスについて(規制成分及び未規制成分の排出ガス):Mr. Padol Sukajit
   タイ統合エネルギー計画によりエタノールの更なるガソリンへの活用を見込んでいること、今後タイ国内でも直噴エンジンの普及が見込まれることから、PFI及びDIエンジンにおける高濃度エタノール混合ガソリン使用時の排出ガスを評価した結果について発表がありました。規制成分であるTHC、CO、NOxの排出量はエタノール混合による影響はありませんでしたが、PFIエンジンにおいてエタノール混合により未規制成分であるアセトアルデヒドが増加し、PMはE85で減少する旨報告がありました。

B 直噴エンジン(DISI)におけるオクタンインデックスとノック限界点火進角の関係:Mr. Somnuek Jaroonjitasanthian
   ガソリンのアンチノック性の指標としてRON(リサーチ・オクタン価)やMON(モーター・オクタン価)が使用されていますが、近年、新たなアンチノック性の指標としてオクタンインデックス(OI)が提案されています。OIが高いほどアンチノック性に優れており、OI=RON−K×(RON−MON)と定義されます。また、近年のエンジンでは、Kの値がマイナスになる傾向にある旨が各種文献で報告されています。つまり、RONが高くMONが低い燃料のほうがアンチノック性に優れていることを意味しています。そこで、最近のガソリンエンジンを用いタイ国内で販売されている各種エタノール混合ガソリンのアンチノック性を評価した結果が報告されました。まずは供試エンジンを用いてノック限界となる点火進角とOIの関係を解析した結果、Kの値が-0.74で最も良い相関が得られるとの結果でした。また当該供試エンジンを用いてタイ国内で販売されているガソリンのアンチノック性を評価した結果、各種文献の報告と同様にOIの高い燃料ほどアンチノック性に優れていることが判りました。
   各種エタノール混合ガソリンの蒸留性状の特徴として、エタノールを10〜20%混合している影響により、日本の一般的なガソリンの蒸留性状に比べてT10〜T50が低くT50〜T90が高い傾向であるとの印象を受けました。これらガソリンの運転性の評価は今後実施予定とのことでした。

C IQTに関するPTT-JPEC共同検討プロジェクト提案(討論):Mr. Suriya Porntangjitlikit
   IQTはCFRエンジンと比較して試験時間が短い、試料使用量が少ない等の利点は多いものの、セタン価64以上が適用外であること及び照合試験の仕組みが無いことが問題と認識し、照合試験、セタン価60以上の試料でのIQTとCFRエンジンの関係把握に関する研究及びIQTの技術情報交換を当センターとともに行いたいとの提案がありました。照合試験に関しては、本会議前に当センターから提案した低セタン価試料の追加も合意されました。共同検討の詳細な内容については、今後、協議していくことになりました。

(4) Thai Oil製油所の視察

   27日(金)にPTT技術研究所のメンバーとともにThai Oil製油所を視察しました。同製油所は、会議開催地から車で30分のところに位置し、PTT傘下の製油所でもトップクラスの製油能力をもつ製油所です。今回の視察の目的の一つは、アジアで競争力が高いといわれるタイ製油所の現状を聴取することでした。調査情報部 山本主任研究員から日本の製油所の現状を説明し、同製油所と討議を行いました。

@ 同製油所の能力は27.5万BPDであり、燃料油、溶剤、アロマ製品、潤滑油ベースオイル(クラス1)を製造。CDUは3系列持
     つと説明されました。装置建設の大半は日本のエンジニアリング会社により建設され、アルキルベンゼンは日本企業との
     合弁であり日本との繋がりが深いと述べられました。

A タイは軽油需要が旺盛であり同製油所も軽油(EuroW)中心の生産を行っていました。また、小規模ながらFCC装置を有し
     ています。現在、ネルソン指数は9.7と述べられました。

B 同製油所は、製品得率やエネルギー効率改善に積極的に取り組んでいます。減圧蒸留装置の改良により軽質及び中間
     留分の得率を大幅に改善したと説明を受けました。また、熱効率の改善にも取り組み、常圧蒸留塔のプレヒーティングの
     改良やコジェネ等の設置も行っています。エネルギー効率や稼働信頼性の具体的な値は、アジアのトップクラスの製油所
     に伍すると述べられました。

C 定修は工程表の段階で種々の改善策を検討し、触媒取り替え期間の短縮化(冷却方法の短縮等)を実施し、現在は45日
     に短縮したと説明を受けました。主要な定修は4年に一度実施されているようです。

D 製油所運営面でも改善点を述べられました。中東原油等の多様な原油を処理するためLPモデル計算による製油所最適
     運営がなされており、製油所全体のマテバラ常時監視等で最適運転を行っていると説明を受けました。また運転管理で
     は、運転員とエンジニアがKPIを共有化し日々の目標値管理の実施、訓練センターでの運転員の教育の実施、運転シフト
     内での若手運転員の習得度合のチェック等細かい配慮がなされていると感じました。

E また同製油所では、アラームマネージメントに取り組んでいるとの説明がありました。1999年12月の石油タンク火災事故の
     教訓として、運転員が混乱せず正しく対応できるように必要なアラーム発報に絞りこむ改善がなされています。

F 製油所視察では、外面腐食等見られず装置メンテナンスは良好と感じました。また、公園型製油所として非常にきれいに
     木々が手入れされており、生物多様性の観点からも野生の猿の生息保護等に取り組んでいるようです。またフレアが少な
     く、排ガス回収ができているとの印象を受けました。

G 本視察で、Thai Oilは経営状態の悪化からPTTの資本参加を受け救済され、またタンク火災事故等を経験し、より効率的
     で競争力のある製油所に変革してきたと感じました。

JPEC―PTT石油技術会議参加者
会議風景

【第6回JPEC-PTT石油技術会議】プログラム

Program on
The 6th JPEC-PTT Technical Information Exchange Meeting

26 - 27 November, 2015
Bangkok, Thailand

Day 1: Thursday, 26 November, 2015 @ WHR Conference Room, Woodland Hotel, Pattaya, Chonburi
TIME ACTIVITIES
08:45-09:15 Greeting and Business card exchange
09:15-09:25 Welcome Address
Dr.Teeradetch Tungsubutra, Executive Vice President, PTT Research & Technology Institute
09:25-09:35 Greeting Address
Mr. Masayuki Nakano, Executive Director, JPEC
09:35-10:00 JPEC presentation-
The Energy Situation and Energy Policy in Japan
Mr. Masaaki Itoi, Director, Information and Energy Dept., JPEC
10:00-10:25 JPEC presentation-
Current Situation of Biofuel in Japan
Mr. Kozo Morimitsu, Chief Senior Researcher, Information and Research Dept., JPEC
10:25-10:35 Morning Break
10:35-11:00 PTT presentation-
Updated Thailand Energy Policy and Situation
Ms. Saranya Peng-ont, Researcher, Petroleum Products and Alternative Fuels Research Dept., PTT
11:00-11:20 PTT presentation-
Emission of Ethanol Blende Fuels on S.I. Engine: Regulated and Unregulated Emission
Mr.Padol Sukajit, Researcher, Energy Application Technique and Engine Lab Dept., PTT
11:20-12:00 JPEC presentation-
Study on Application Technology of Future Automobile Fuels
Mr. Masahiro Seo, Senior Researcher, Advanced Technology and Research Institute,
Fuel Research Laboratory, JPEC
12:00-13:00 Lunch
13:00-13:25 PTT presentation-
Correlation of Octane Sensitivity Versus Knock Limit Spark Advance (KLSA) on DISI Engine
Mr.Somnuek Jaroonjitsathian, Researcher, Energy Application Technique and Engine Lab Dept., PTT
13:25-13:50 JPEC presentation-
Current Situation of FCV And HRS in Japan, and The Production Cost of Hydrogen
Mr. Masaaki Kawatsuki, Director, Auto Oil and New Fuel Dept., JPEC
13:50-14:40 Discussion Session:
The Update Information of The Ignition Quality Tester (IQT) Project
Representatives from PTT & JPEC
14:40-15:00 Conclusion and Closing Remarks
17:30-20:00 Welcome Dinner
Day 2: Friday, 27 November, 2015 @ Thai Oil Refinery Plant, Sriracha, Chonburi
TIME ACTIVITIES
08:15-09:00 Depart from Woodlands Hotel
9:00 Arrive Thai Oil Refinery Plant at Sriracha, Chonburi
09:10-09:30 Introduction to Thai Oil Refinery at Thai Oil Auditorium
09:30-10:30 Refinery Plant Tour
10:30-10:55 JPEC presentation-
The Information About The Japan Refinery
Mr. Soichi Yamamoto, Senior Researcher Information and Research Department, JPEC
10:55-11:20 Thai Oil presentation-
The Best Practice of the operation and management of the refinery, competitiveness, and etc.
Mr.Anuntasak Suksasilp, Manager-Technology:ProcessImprovement,Thai Oil
11:20-11:45 Open Discussion
11:45-12:15 Leave Thai Oil Refinery Plant and go to the restaurant
12:15-13:30 Lunch
13:30-15:30 Leave the Restaurant to Bangkok
15:30 Arrive at Destination: the ‘Emporium Suites by Chatrium’ in BKK (sukumvit 24)