'; ?> 2.石油基盤技術研究所における研究開発|燃料利用技術開発事業|事業内容|一般財団法人 石油エネルギー技術センター(JPEC)
  1. ホーム
  2. 事業内容
  3. 燃料利用技術開発事業
  4. 石油基盤技術研究所における研究開発

2.石油基盤技術研究所における研究開発

(1)拠点

石油基盤技術研究所は、最先端技術開発の拠点として千葉市郊外の千葉土気緑の森工業団地にあり、広さ37,382m2(約 11,300坪)の敷地の中に、自動車燃料研究施設と重質油等の高度利用の研究施設を有し、クリーンで効率的な石油製品自動車燃料の利用技術や将来を見据えた燃料油の利用技術開発を行っています。

石油基盤技術研究所 研究所全景

(2)自動車燃料の技術研究(分解系留分の自動車燃料利用に関する研究)

自動車業界との共同研究や石油業界に共通する研究テーマに関して、シャシダイナモメータやエンジンベンチ、 SHED (Sealed Housing for Evaporative Determination)等の自動車燃料研究設備と最新式の車両・エンジンを使用し、分解系留分、バイオマス燃料やGTL等の次世代燃料基材を含め、ガソリンや軽油の品質と排出ガス、燃費、蒸発ガスの関係に関する研究、エネルギ一利用効率向上に関する研究を行っています。

@主な自動車排ガス・燃費評価設備としては、4基のシャシ設備(ガソリン用
   1基、デイーゼル用1基、兼用2基)と4基のエンジンベンチ設備(ガソリン用
   1基、ディーゼル用3基)及び最新式のPM測定装置等を保有しています。
A自動車蒸発ガス測定設備としては、SHED設備(SHED、給油SHEDを各
   1基)を保有しています。
B自動車燃料の試験・研究においては、これまでに得られた知識・技術と種々の
   試験分析装置を活用し、排出ガスの詳細分析やバイオマス燃料等の品質試
   験、新たな測定技術・試験分析法の開発研究を行っています。

給油SHED設備 NMOG分析装置

(3)重質油高度利用に関わる技術研究

燃料油需要の減少にともなう原油処理の減少や新規開発原油の重質化・劣質化等が進行する環境下で、効率的にボトムレス化や石油製品製造を実現できる技術開発に取り組んでいます。具体的には、分子レベルで原油成分の詳細組成構造解析を行い、分子レベルで反応プロセスとメカニズムを理解することで、その情報をもとにした新たな触媒・反応プロセス・反応装置設計、及び制御を実現することを目指しています。平成23年度より5年計画で、分子レベルでの詳細組成構造解析と分子反応モデリングを基盤とするペトロリオミクス基盤技術を確立し、同時に、その基盤技術を活用して、製油所等での実証研究をより実り多いものにしていく計画です。
このペトロリオミクス基盤技術の開発においては、まず、原油あるいは残渣油等重質油の詳細組成構造解析を実現する必要があります。当所では、重質油試料を分子構造に応じて細かく分割する高精度分離装置を開発し、その分割成分の組成を正確かつ高速に分析できる最新かつ世界最高レベルのイオンサイクロトロン共鳴質量分析装置(FT−ICR−MS)を導入し、活用しています。さらに、ここで得られた重質油の分子組成から、実際の精製プロセスの中でどのような反応が進行するのかを予測します。そのためには、それぞれの分子がどのような反応性を示すかを分子レベルで把握する必要があり、高速反応評価(HTE; High Throughput Experimentation)装置が威力を発揮しています。